※限定盤。世界初SA-CD化
※SA-CDハイブリッド盤
※2019年最新マスタリング音源使用(英Classic Soundにて、本国のオリジナル・アナログ・マスターテープからダイレクトにDSD変換とマスタリングを行い、SA-CD層用のDSDマスターを制作。CD層用にはこのDSDマスターから44.1kHz/16bitにPCM変換を行いCDマスターを制作。アナログ・マスターテープはその経年劣化と保存状態に応じて、可能な範囲で入念な修復作業を行った後に変換作業を実施)
※オリジナル・ジャケット・デザイン使用(ブックレットに他のジャケットも掲載)
※通常ジュエルパッケージ仕様
※盤印刷面:緑色仕様
※解説:板倉重雄(新規序文解説)他、解説書合計8ページ
発売日 | 2019年03月27日 |
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フォーマット | SACDハイブリッド |
構成数 | 1 |
製造国 | 国内 |
レーベル | TOWER RECORDS UNIVERSAL VINTAGE SA-CD COLLECTION |
規格品番 | PROC-2201 |
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作品の魅惑を花開かせたフランコ=ベルギー派嫡流の超名演!ヴァイオリンの美音とオケの躍動を捉えた鮮明にして生々しい超優秀録音!世界初SA-CD化。オリジナル・アナログ・マスターテープから本国で新規マスタリング
ベルギーのヴァイオリニスト、アルテュール・グリュミオー(1921年3月21日~1986年10月16日)はウジューヌ・イザイの高弟、アルフレード・デュボアに師事した「フランコ=ベルギー派」嫡流の名手として活躍しました。1953年にオランダ・フィリップス(現デッカ)と契約すると、亡くなるまでCDにして78枚分もの録音を行い、これらの録音を通じてグリュミオーの名と芸術は世界に轟きました。ベルギー文化を体現する存在としての活躍が認められ、1972年にはベルギー国王ボードゥアン1世より男爵の爵位を与えられました。
今回SACD化される5曲は、いずれも19世紀後半から20世紀前半にかけてのフランスの作曲家による楽曲であり、フランコ=ベルギー派の名手たち、パブロ・デ・サラサーテ、ピエール・マルシック、ウジューヌ・イザイ、ジョルジュ・エネスコによって初演されたことで共通しています。フランコ=ベルギー派の伝統の中で育まれたグリュミオーが、その演奏の最適任者であることは論じるまでもないところです。同時に、彼は時代の子でもあり、第二次世界大戦後の新古典主義的な演奏様式の持ち主でもありました。楽譜を歪みなく細部まで克明に表現しながら、楽譜に書き込まれなかった初演以来の伝統的解釈を踏まえたグリュミオー絶頂期の演奏は、アナログ・ステレオ初期の優秀な録音により捉えられたことで永遠の美の規範となっています。バックがラヴェルに師事したフランス人マニュエル・ロザンタール(1904~2003)と、ドビュッシーやラヴェルなどの数々のフランス作品を初演してきた1881年創設のラムルー管弦楽団であり、往時のフランスのオーケストラの雰囲気を満々とたたえていることも、この録音の価値を不滅のものとしています。
当シリーズでは制作するにあたり、本国のオリジナル・アナログ・マスターテープの物理的なメンテナンスと修復を行った上で高品位デジタル化(DSD)を行い、本国のレーベル専任エンジニアがこのシリーズ用に綿密な工程で時間をかけてマスタリング作業を行いました。SA-CD層では、高精細なマスターサウンドをお楽しみいただけます。CD層も最新のデジタル化とマスタリングを施していますので、従来盤の音質とは一線を画しています。
このシリーズではオリジナル・ジャケット・デザインを採用し、解説書には新規で序文解説を掲載しました。尚、今回の「ヴィンテージSA-CDコレクション」第16弾は、計3タイトルを発売いたします。
タワーレコード (2019/02/14)
構成数 | 1枚
【曲目】
1. エドゥアール・ラロ:スペイン交響曲 ニ短調 作品21
2. カミーユ・サン=サーンス:序奏とロンド・カプリチオーソ 作品28
3. 同:ハバネラ 作品83
4. エルネスト・ショーソン:詩曲 作品25
5. モーリス・ラヴェル:ツィガーヌ -演奏会用狂詩曲
【演奏】
アルテュール・グリュミオー(ヴァイオリン)
コンセール・ラムルー管弦楽団
マニュエル・ロザンタール(指揮)
【録音】
録音:1963年4月 (1-3)、1966年3月(4,5) パリ
【原盤】Philips
【Remaster】
DSD Remastered by Classic Sound, 2/2019 本国のオリジナル・アナログ・マスターテープより2019年最新リマスタリング
【Original Recordings】
Recording Producer: Werner Mayer、 Balance Engineer: Gunter Hermanns、
Recording Engineer: Volker Martin (1), Jurgen Bulgrin (2)
【First LP Release】
835184 (1-3), 802708 (4,5)